レクリエーション介護士という資格が創設され注目が集まるなか、資格保持者が現場でどのように活躍できるのか興味があるという人もいるのではないでしょうか。
高齢者に喜びや生きがいを与え笑顔を引き出すことが、介護施設でレクリエーション介護士が担う大きな役割といえます。
レクリエーション介護士にはレクリエーションプログラムの計画と実行だけではなく、介護を受ける人とのコミュニケーションの取り方にも丁寧さが求められます。
介護を受ける人がどのようなことに興味を示しているのかを知り、スムーズにレクリエーションを進めるためには相手と通じ合う能力が必要となるのです。
レクリエーション介護士の資格を取得した職員が実際に介護施設でおこなうレクリエーションには、手話を取り入れながら歌をうたうなどリフレッシュと脳の活性化を兼ねたものも多くみられます。
また、折り紙やパッチワークなどをしながら高齢者同士のコミュニケーションを図ることもあります。
工作はつくる楽しさと完成したときの達成感を味わえるため、自尊心の回復にも繋がるのです。
その他には、リハビリ効果を目的とした指体操やリズム体操を取り入れるケースもあります。
体操は筋肉と関節の効果を防ぐほかに、適度に身体を動かすことで質の良い睡眠も期待できるのです。
レクリエーションは認知症予防や身体機能の維持にも繋がるので、介護を受ける人とのコミュニケーションを大切にしてその人に適したプログラムを企画するようにしましょう。